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三州製菓株式会社 総務部 マネージャー 板垣 千恵子 営業事務 若井 陽子

三州製菓株式会社 総務部 マネージャー 板垣 千恵子 営業事務 若井 陽子

三州製菓株式会社 総務部 マネージャー 板垣 千恵子 営業事務 若井 陽子

「一人三役制度」の存在が、生産性の安定化、男女共同参画の後押しになっています。

三州製菓株式会社
 総務部 マネージャー 板垣 千恵子
 営業事務 若井 陽子
板垣さん/1994年入社。総務部のマネージャーとしてチームを統括する。男女共同参画推進委員会委員長。入社以来21年間、一人三役制度の浸透、発展を見守ってきた。
若井さん/2005年入社。営業事務。受付を担当する。一人三役推進委員会にも所属し、社員へのアンケートの実施、スキルの可視化、制度の浸透などに尽力する。

ナレッジポイント

  • 一人が複数のスキルを修得することで、業務に穴を開けない環境をつくる
  • 部署内に"お互い様"の精神を育み、休暇を取りやすい雰囲気を醸成
  • 制度を義務化するのではなく、社員の自発的な行動にゆだねる

制度の特徴

With you card

すぐそばに、信頼できる仲間がいる。
その安心感が、ママの働くを支えています

当社で古くから受け継がれてきた「一人三役制度」。「発注」「請求」「登録」など3つ以上の業務を一人が担えるように教育し、その習熟度を「玄人」「担当」「新人」といったレベルに分けてフロアに貼り出しています。この制度の最大の特徴は、"その人がいなければ仕事が進まない"という状況がなくなること。誰かが急に休んだとしてもカバーに入ることのできる人材が複数いるため、業務に穴をあけてしまうようなことはありませんし、子育てに励む社員が無理をして出社する必要もありません。それでも「何日も休んで申し訳ないから」と会社に顔を出すママには、部署の全員で「子どもが小さいときは頼っていいんだよ。今日はそばにいてあげなさい。私たちだってそうだったんだから」と休暇取得を促すこともあります。人材教育、引継ぎ方法などに工夫は必要ですが、一人三役制度の存在が男女共同参画推進の大きな後押しになっていることは間違いありません。弊社の従業員の8割は女性。すぐそばに、仕事を託せる人がいる。その安心感が、働くママを力強く支えています。 With you card

制度導入の背景

工場の多能工制度を、一人三役制度に発展。
創業当初より、女性の活躍を応援し続けてきました

当社は、創業時から男女共同参画における様々な施策に取り組んできました。数十年前から工場で「多能工制度」、一人の作業員が複数の担当領域を担う仕組みを導入してきましたが、その取組みを事務職でも活用できないかと考えたのが「一人三役制度」誕生のきっかけです。当初は「自分の仕事をしながら、人の仕事もできるだろうか」などの声も上がったようですが、次第に社員も「長期休暇を取りやすい」「小さな子どもがいても安心して働ける」といった魅力に気づき始め、自分たちの職場を自分たちで改善していこうという意欲が生まれていったんです。現在では誰が言うわけでもなく人の業務を手伝う"お互い様"の精神が根付いていますし、「今日は〇〇さんが休みだから、午前中は私が発注業務を手伝いますね」「私は午後から手が空くので、お昼以降に引き継ぎます」という光景が日常になっています。2012年には「働きがいのある会社(GREAT PLACE TO WORK)」で優秀企業賞も受賞。一人三役制度は従業員の満足度向上にもつながっています。

今後の展望

自分たちの手で、働きやすい職場をつくる。
そんな自発的な行動を大切に、制度を飛躍させていきたい

自分たちの手で、
働きやすい職場をつくる。
そんな自発的な行動を大切に、
制度を飛躍させていきたい

一人三役制度は会社主導ではなく、社員の自発的な行動によって進化してきました。担当者が空き時間を見つけて新人にレクチャーする文化も、誰が見ても分かるように引継ぎノートを丁寧に書く文化も、それぞれが工夫を凝らすことで少しずつ定着していったんです。この制度が上手く浸透したのは、「やらされている」ではなく「やりたい」という気持ちが社員にあったから。育児休暇の際には1年、1年半と仕事をあけることになりますが、「みんながサポートしてくれた」「席をあけて待っていてくれた」という実感があれば自然と「今度は私がみんなに恩返ししよう」という気持ちが育まれていくのだと思います。働きやすさだけでなく、生産性の安定、モチベーションの向上、他職種への相互理解など様々なメリットを与えてくれる一人三役制度。今後は部署内だけでなく、部門の垣根を越えて協力し合える仕組みに発展させていきたい。この制度を大切に受け継ぎながら、さらなる飛躍を目指していきたいと考えています。

上司からママへ

与えられるだけじゃなく、与えることもできるそんな"お互い様"も、心の支えになっています

並木 久美子さん
以前、繁忙期に子どもが熱を出したことがあったのですが、どうしてもやらなければならない仕事があり午前中だけ出社することにしたんです。しかし、事務所に到着してすぐに上司や同僚が「そんなのダメ。早く帰ってあげなさい」「私がやるから大丈夫」と仰ってくれて。子どもが小さいと急に体調を崩すこともあるので、人に引継げる環境があることはとても助かりますし、同時に「同僚が休んだときは私が積極的に手伝おう」「幅広く仕事を覚えよう」という強い気持ちも生まれました。与えられるだけじゃなく、与えることもできる。そんな"お互い様"も、働くママの心の支えのひとつになっています。

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